実験–墨入りモルタルをつくる その2
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モルタルを型枠に流し込み、早1週間。
ここのところ週末になると雨模様の神戸ですが、天気の合間をぬって型枠ばらしです。
h氏、少々緊張気味でしょうか?
型枠のビスを外していきます。
いや~見ているほうも、やはりドキドキするものです。
外れた! おっ!! 綺麗じゃない?
両サイドも丁寧にばらして・・・
じゃじゃじゃじゃ~ん
空気が入らないよう丁寧に丁寧に流し込んだ甲斐がありました。
角もきれいにラインが出て、色むらもさほどなく、綺麗な墨入りモルタルが!
完成です
黒々としたかっこいい塊ができました。
面白いのはこの墨入りモルタルの塊を置いている土間も、実は墨入りモルタル仕上げなんです。
こちらはもちろん職人さんが現場で練ってくれたもので、墨粉で調色しています。
金コテ押えの後何も塗らず、屋外にさらされて乾燥しきっているのでこうやって比較すると白っぽく感じますね。
雨にあたると墨色が復活しますけれど。。。
そしてこの墨入り塊はいったい何のために作られたかといいますと、
下駄箱の脚となったのでした。
この下駄箱は旧宅の玄関に合わせてh氏が自作したもの。
今回脚が付いたことでこの家に合わせて設計されたようになりました。
アップにするとこんな感じ。
やはり一言で墨入りモルタルと言っても墨の種類や調合、練り具合で全く違うものになることを
実感を持って再確認。
これもまた家の歴史や語り草として風合いもあって、楽しいものです。
神戸市の建築設計事務所 H+M atelier(エイチプラスエム アトリエ)
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