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海辺の気になる壁

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海辺の散歩の途中で見つけた気になる壁。

古い集落に建つ建物には何の意匠的作為もなく、その作為の無さに何とも言えない面白さを感じる時がある。

 

外壁の漆喰仕上げが崩れ落ちた蔵。

漆喰の下地が石積みである。花崗岩のよう。

現代であれば花崗岩積みの外壁というだけで、とても贅沢に感じるものだけれど、

その石が下地材料。

仕上げが剥がれ落ちてきても重量感を感じて面白い。

 

 

古くて細い路地沿いに建っていた倉庫?作業場?

内部を伺うことはできなかったので、正確な用途は不明だけれども何に興味を惹かれたのかというと、

この鋭角の壁!

この鋭角の壁がコンクリートブロックで建てられているのだ。

ブロックの厚みは100mm

召し合わせ部分の微妙な調整はモルタルを詰めているだけ、だけれど

このなんとも無作為な雰囲気が面白い。

 

 

そして、この壁の構成。

伝統的な板壁と錆だらけのカラー鉄板の壁。そしてとれを繋ぐコンクリートブロック。

古いコンクリートブロックには様々な意匠があって面白い。

 

 

 

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