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この道具、

 

墨壷01.jpg

 

なんだか木靴のような形だけれど、大工さんが材木に印をつけるための道具『墨壷』です。

H氏のお祖父さんは大工さんで、昔、神戸・北野町の異人館の洋館を建てていたそうだ。

明治生まれの大工さん。

その頃墨壷は大工さんがそれぞれ意匠を凝らして自作していたらしい。

 

これは光志おじいさんの自作の道具。

 

墨壷02.jpg

 

シンプルながら、横からのフォルムも美しい。

 

 

墨壷03.jpg

 

自作した道具は愛着もひとしおで、大切にされたんだろうなぁ、と思う。

 

感慨深い。

 

光志おじいさん自作のちゃぶ台もあります。

 

 

 

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「道具」への2件のフィードバック

  1. うーん、この道具からお祖父様の仕事に対する姿勢すら伝わってきますね。また、その遺志をH氏が引き継いでいらっしゃるところに、この道具が単なる道具を越えコミュニケーションの役割をも果たしているところが、ひじょうに感慨深いですね。これは、物に心を込めると、その心が時間と空間を越えて伝わることの実感ではないでしょうか。

  2. Adrianさま
    本当に!お祖父さんが大工だったことは無意識のうちにH氏が建築に進んだことへ繋がったのかもしれません。こんなに商品があふれて、何も手作りしなくても十分暮らせる世の中ですが、創造し心を込め工夫することで、簡単には手に入らない愛着のようなものが生まれるように感じます。手を掛ける、ということは大切ですね。

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