髪を切る、という仕事
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年末なので、ちょっと髪でも切ってさっぱりしようかな?と思い、美容室へ。
いつもカットをお願いしている美容院のお兄さんは、本当に楽しそうに髪型を考えてくれる。
なのでいつも
『癖毛っぽく、くしゃくしゃに』
とか
『ちょっと丸い雰囲気で』
などと、どこをどう丸くするのかは全く言わず、非常に曖昧な注文の仕方をすることにしている。
前髪ぱっつんになっても、中の毛が刈上げになっても、ほぼお任せだ。
『いいですか?』
と一応確認してくれるが、概ね
『いいですよ』
と答えている。
自分の頭の形も、髪質も、なんとなくは分かっていても、何が合っているのかは分からない。
希望するものと、想像するものと、現実は違うのだ。
一日何人もの髪を触り、新しい技術を勉強し、私を真上から見下ろす彼の方が、きっと間違いない。
だからカットに入る前のカウンセリングの時間、私はほぼ黙っている。
私の髪を持ち上げたり、手で流してみたり、くしゃくしゃにしてみたり、お兄さんは真剣だ。
このとき私は、設計の仕事と一緒だなぁと思いながら、ちょっと楽しみな気持ちになっている。
要望や予算や大切に思うことを聞いて、どうしたらいいかなぁと考えて、
それぞれのPLANを提案する。
いつもそこに暮らす人を想像しながら設計をする。
曖昧に思えるイメージが、実は一番大切かなぁ、などと思っている。
住宅や店舗、事務所の新築や改築をご計画中の相談、いつでもお待ちしています。
神戸市の建築設計事務所 H+M atelier(エイチプラスエム アトリエ)
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